「チカラを伝える」ワンハンドのシュートスタンス

今回は、ワンハンドシュートでボールにしっかり力を伝えるために、足元の状態を一緒にチェックしていきたいと思います。『シュートが思うように届かない』という悩みを抱えている選手は、解決の糸口が見つかるかもしれません。

ボールにまっすぐ力を伝えるために

これまでのシュート指導の経験から、ボールが飛ばない原因で一番多いのは、両足の位置が、リングに対して平行(フラット)になっているため、肘が外に開きやすくなり、チカラが逃げてしまうことです。特にミニバス時代からツーハンドで練習してきた選手は、体をリングに正対させようとする意識が強いため、この傾向がよく見られます。この状態だと、利き肩(シューティングショルダー)がリングから遠くなるため、シュートの過程で「ひねり動作」が発生しやすく、ワンハンドの最大の特徴である「手のひら」にボールを乗せることが難しくなります。ワンハンドシュートで、チカラを効率的に伝えるために、次のスタンスをおすすめします。

✅  利き手側の足を「半歩前」に置く

✅ つま先を「11時方向」に向ける

すると、利き肩(シューティングショルダー)が自然とカラダの前に出ます。この肩の位置がブレないように、ボールリフトすると、チカラが伝わりやすくなります。

綺麗なシュートフォームを習得するためには、「両手でボールをはさむ」ツーハンドシュートと、「手のひらにボールを乗せる」ワンハンドシュートの根本的な『カラダの使い方の違い』に気づくことが大切です。

ワンバス
小野はじめ
追記:
NBA選手のカイリー・アービングなど、フリースローでは、あえて両足を平行(フラット)に構えて、バランスを取る選手がいます。トッププレイヤーたちが、自分のシュート精度を上げるために、ゲームシチュエーションと、フリースローシチュエーションでスタンスを使い分けていることに注目してみてください!

 

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