上達がはやくなる?育成年代で身につけたい「パワースタンス」

インターハイ優勝校をサポートした山村トレーナーに聞いてみた!

「ハンズアップをキープできない」「足のケガが多い」「ボールハンドリングやシュートが安定しない」「バランスを崩して尻もちをついてしまう」・・・などバスケットボールでパフォーマンスを発揮できない時にまず見直すべき「姿勢」について、スポーツトレーナーの山村淳一郎先生(やまむら整骨院)に伺った。

山村淳一郎(スポーツトレーナー・やまむら整骨院)
メディカルトレーナーとして福岡第一高校のインターハイ優勝(2016)をサポートした山村淳一郎 先生(スポーツトレーナー・やまむら整骨院)

正しい姿勢をつくることからスタート

姿勢が安定している選手は、バスケットがどんどん上手くなります。
間違った姿勢が身についたまま成長していくのと、正しい姿勢を身につけた状態で成長していくのでは、運動能力の発達と技術向上スピードに雲泥の差がでてきます。また間違った姿勢は、カラダに余計な負荷がかかり、無理な動作からケガのリスクが高くなります。

パワースタンス(パワーポジション)とは

パワースタンスとはドリブル・シュート・パスなどのオンボールの動きやディフェンス時など、バスケットボール選手にとって基本となる姿勢です。
良い例・悪い例をのせていますが、「膝が内側に入っている」などは特に女子選手に多く見られ、ケガにつながる危険性が高いため、正しいスタンスを取ることが重要です。

BAD:悪い例(ケガにつながりやすい)
・足幅がせまい
・膝が前に出ている
・膝が内側に入っている

GOOD:良い例
・膝とつま先が同じ方向を向いている
・膝がつま先より前に出ない
・足裏の接地面、3点で支えている

%e3%83%8f%e3%82%9a%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%b3%e3%82%b9%e7%94%bb%e5%83%8f%e2%91%a0

足裏の接地面の使い方(3点支持)を身につけよう

膝の位置に関する情報はトレーニング関連の書籍や記事で多く見られますので、今回は特に重要な足裏の接地面に関してお伝えします。安定性を高めるためには足裏では以下の3点を意識します。

・かかと
・母指球
・小指球

足裏を有効活用するためには以下の手順で接地面を確かめてみると良いでしょう。

①足幅を肩幅よりちょっと広めに取る
②かかとで床を押す
③母指球(親指の付け根部分)に体重を乗せる
④小指球(薬指・小指の付け根部分)に体重をちょっと移動する

と順々に動作を行うことで、より安定する力加減・バランスを確認します。特に小指球を上手く使うことできると、左右の体軸のブレを抑えることができます。

パワースタンスを強化するためのトレーニング

①スクワット

・3点接地(かかと・母指球・小指球)を確認しながら、かかとを押し付ける
・1日10分でも毎日続けて、体を使い方を身につける

②バランスディスクを使う
③チューブトレーニング
④立ち幅跳び
⑤タッチゴーダウン
⑥反復横とび
⑦股関節を広げて内転筋を鍛える

 

basketball_campus_yamamura
この記事は9/3に行われた大野城バスケットボールキャンパスの講義内容を中心に構成しています。

コーチプロフィール

山村淳一郎
山村淳一郎
スポーツトレーナー
やまむら整骨院 院長
柔道整復師
JCCAベーシックインストラクター

<チーム指導経歴>
・福岡第一高校メディカルトレーナー
・福岡県選抜バスケットボール 男子代表チームトレーナー(都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会3年連続優勝)
・福岡県スポーツアドバイザー(財団法人福岡県スポーツ振興公社)
・北九州市立高見中学校 女子バスケットボールトレーナー(全国中学校体育大会 2012年ベスト8)
・福岡市立西福岡中学校 男子バスケットボールトレーナー(全国中学校体育大会 2011年準優勝 2012年優勝)
ほか