熊本県 人吉・球磨エリア 「強化プログラム(全8回)」をスタート!

11月8日(日)から熊本県人吉高校で、地域のバスケットボールの活性化と強化を目的として、+ONEキャラバン「全8回プログラム」をスタートしました。
このプログラムは、人吉高校の男女チームを中心に、地元の指導者の方々や小中学生も参加できるようになっています。

第一回目は、「P&R(ピック&ロール)の導入」をテーマに練習しました。

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(指導者向け 配布資料)
内容は、スクリーンの掛け方、使い方、守り方を理解するドリルから、チームで使うシグナルやDFルールを決めて、最後に実戦練習を行いました。

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今回、特にポイントとした点は、オフェンスの「フロアバランス」です。
P&Rは、ユーザーとスクリナーの関係だけではなく、チームとしてどこのエリア(空間)を攻撃するかを共通理解しておく必要があります。サイドピック(ウィングからのP&R)では、ボールサイドコーナーにオフェンスいると、スクリナーのゴールダイブやユーザーのベースラインドライブの邪魔になってしまうため、P&Rが始まる前に逆サイドにクリアします。そのためには、チーム内での指示や気遣いが必要になってきます。
ハイピック(トップからのP&R)では、ボールサイドのコーナーのオフェンスはクリアせずに、スクリナーのダイブにあわせて、リフト(ユーザーをフォロー)します。そうすることでヘルプDFを遅らせ、オープンショットを打てる可能性が高くなります。スクリナーがポップアウトする場合は、スペースを狭くしないように、そのままコーナーにステイします。コーナーのオフェンスはスクリナーのアクションをみて、動作を選択する必要があります。

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最後の実戦練習では、練習したステップスルーやスクリナーのスリップから得点する場面も見られ、早速コツをつかんでいる選手が何人もいました。
ただし対人練習に入ると、ユーザーがスクリナーを待ちきれず、スクリーンセットがされる前に動き始めてしまい、結局DFを振り切れないケースも見られました。P&Rは、スクリーンを「待つ」、スクリーンを「かける」、スクリーンを「使う」が1セットです。有効なP&Rを習得するためには、まずはゆっくりとした動作からタイミングや使い方の正確性を上げ、次第にスピードをつけていくことが大切です。

チームでも引き続き取り組んでもらい、P&Rをオフェンスの有効なオプションとして得点力UPにつなげてもらいたいです。

選手、コーチ、地域の皆さまと一緒に、ステップアップしていけるよう頑張りたいと思います。

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全8回のプログラム内容は、次のとおりとなっています。
(順不同)

◉「シュート力向上メニュー1」  シューティングテーブルの作り方、基本動作、意識ポイント、
                 様々なシューティング ドリル、1on1
◉「シュート力向上メニュー2」  シェービングドリル(もらい足)、ポストムーブ、インサイド
                 ドリル、ピートドリル、ムービングシュート、2on2、3on3
◉「ディフェンス力向上メニュー」 基本スタンス、クローズアウト、ショットコンテスト、ディナイ、
                 1on1強化ドリル、ポジショニングドリル、
                 シェルディフェンス、オールコートピックアップドリル
◉「P&R(ピック&ロール)」   スクリーンの使い方、スクリーンのかけ方、守り方、
                 P&Rのポイント、2on2、3on3、5on5
◉「オフボールスクリーンプレー」 ノーマークの作り方、スクリーンプレーのポイント、2on2、
                 3on3
◉「ファストブレイク」      リバウンドドリル、アウトナンバーオフェンス、コース・
                 タイミングのトレーニング、動きの中でのハイピックの導入、
                 2on1、3on2、5on4、5on5
◉「活かし合う」チームオフェンスの考え方 スペースを意識したフリーランスオフェンスの
                 トレーニング、チームオフェンスのポイント、4on4、5on5
◉「助け合う」チームディフェンスの考え方 ポジショニング、ローテーション、
                 コミュニケーションのトレーニング、4on4、5on5

コーチプロフィール

小野元
小野元
ONE Basketball Academy 代表
一般社団法人 日本バスケットボール選手会 監事

日本バスケットボール協会公認 B級ライセンスコーチ
日本体育協会公認 スポーツ指導者

中央大学総合政策学部卒業
競技歴・代表歴・指導歴